今日は、フィラリア予防の内服薬の仕組みについておさらいしてみましょう。
まず、フィラリアはこんな寄生虫です。
蚊に刺されることによって感染して肺動脈に寄生されてしまいます。
毎月一回内服して予防しますが、この薬は
「飲んでから一カ月効くのではなく、
飲む一カ月前から飲んだ日までに染されたフィラリアを退治する薬。」
「感染した寄生虫を退治する薬、虫下し薬。」
だということです。
内服した後に染されたフィラリアには効きません。
このフィラリアは一ヶ月後に飲む薬で退治します。
このことをよ〜く覚えておいてください。
可児市・多治見市では、その年の暖かさによって違いがありますが、
ゴールデンウィーク過ぎからフィラリアを染され始めます。
4月の蚊はまだフィラリアを感染させる力はありません。
感染が始まってから一カ月以内に内服を始めればよいので、
5月の中旬〜下旬に飲ませていただければ安心です。
そしてもう一つ、予防の最後は、感染が終了してから飲ませるので、
11月中旬〜下旬の寒くなってから飲ます必要があるのです。
過去のブログカテゴリ「犬の病気」
「フィラリア予防薬について」2012.9.5
「フィラリア症A」2012.9.21
も参考にしてください。